介護保険制度は、平成12年4月に創設され、高齢者に対する介護サービスの体制ができあがりました。
介護保険の基本目標(老人保健福祉審議会報告)
1. 高齢者介護に対する社会的支援
2. 高齢者自身による選択
3. 在宅介護の重視
4. 予防・リハビリテーションの充実
5. 総合的、一体的、効率的なサービスの提供
6. 市民参加と民間活力の活用
7. 社会連帯による支えあい
8. 安定的かつ効率的な事業運営と地域性の配慮
介護保険の基本目標である、在宅介護の重視、予防・リハビリテーションの充実、総合的・一体的・効率的なサービスの提供等は、すでにご説明していますように、国保直診が従来から目指してきた「地域包括医療・ケア」そのものです。
すなわち、介護保険の目指す目標と国保直診の目指す目標は同じでものであるといえます。
国保直診の開設者は、市町村です。介護保険の保険者も市町村、国民健康保険の保険者も同じく市町村です。市町村行政の保健・医療・介護・福祉の分野と国保直診は、同じ市町村長のもとで活動していますので、最も身近で相互に連携がとりやすい立場にあります。
国保直診は、居宅介護支援事業、居宅介護サービス事業等各種の在宅介護サービス事業にも積極的に取り組んでいます。