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2017/09/17【トップ】セミナー・講習会

第57回全国国保地域医療学会「公開講座」(9月21日)

第57回全国国保地域医療学会「公開講座」のご案内です。

開催日:平成29年9月21日(木)13:00~14:00(開場:12:30)
会場:メルパルクホール 東京都港区(地図
参加費:入場無料 ※公開講座ですので、どなたでもご参加いただけます。
定員:1,500名 ※第57回全国国保地域医療学会参加者も聴講します。

ポスター ≫≫≫ PDF   チラシ・パンフレット ≫≫≫ PDF


演 題
  「健康を越えた“健幸”へ〜だれでも幸せになれる確かな方法はあるのか?〜」
講 師
  中 村  伸 一
(福井県・おおい町国民健康保険名田庄診療所長/国診協診療所部会長)

 著書
 ・『自宅で大往生〜「ええ人生やった」と言うために〜』(中公新書ラクレ)
 ・『寄りそ医〜支えあう住民と医師の物語〜』(メディアファクトリー)
 ・『朗らかに!今すぐ始めるサヨナラの準備』(メディアファクトリー)
 TV出演
 ・平成21年「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK)に出演
 ・平成24年9月『寄りそ医』を原案にした小池徹平主演の
  「ドロクター~ある日、ボクは村でたった一人の医者になった~」(NHK-BSプレミアム)放映
概 要
「わかっちゃいるけど、やめられない」
 昭和を生きた方々にはなつかしいセリフですよね。多くの人は「健康になりたい」と願っています。しかし、なかなか健康になるための行動は伴いません。夜更かしでのネット検索やゲーム、呑んだ後の〆のラーメン、食後の一服などなど。
 その一方、健康意識が高すぎて、「健康のためなら死んでもいい」というくらいの行き過ぎた健康マニアも一定数おられます。また、誤った健康法を熱心に取り入れる人までいます。以前、「眼にいいから」と毎日、ブルーベリージャムを目一杯食べ続けた糖尿病性網膜症の患者さんを診たことがあります。
 そもそも、何のための健康なのでしょうか?
 健康は本来、人が幸せになるための手段のはずです。ですから、健康自体が目的ではありませんよね。同様に、医療もそれ自体が目的ではなく、幸せになるためのひとつの手段に過ぎません。
 若い医師、いやそれほど若くない医師の中にも、患者さんの幸せよりも自分の知識や技術の探求に熱心な人が少なくありません。もちろん、自らの知識や技術の向上が、延いては患者さんの健康と幸福をもたらすことは十二分にありえますので、悪いことではありません。しかし一歩間違えれば、自身の向上につながらない患者を診たがらない、つまり「この人は自分の専門外だから診ない」と門前払いをしてしまう危険性もありえます。専門外を理由に、病院が救急車を拒否したことで起きた悲劇は何度も報道されています。
 一方、患者さんの中には、自らの生活習慣は顧みないまま、できるだけ高度な医療をその道の名医から施されて解決したいという願望の方が少なくありません。例えば、夜間や休日の救急外来では、すべての分野の専門医がそろっていないのが現実なのに、専門外の医師が診察しようものなら烈火の如く怒り出す人までいます。医療はマンパワーも財源も限りある社会資源です。だれもが健康的な生活習慣を送り、良質で適切な医療が必要最小限に施される世の中になれば、日本の医療費は節約され、マンパワー不足も解消するはずなのに、なかなかそうはなりません。
 患者さんも医療者側もほんのちょっと俯瞰して、自らと社会全体の幸せを考え直した方がよさそうです。
 戦後、経済が発展して一人当たりGDP(国内総生産)が数倍に上昇したのに、日本人の幸福度(主観的幸福感)は変わりませんでした。また、ある調査によると、アメリカ人の幸福度は30代で最低になりますが、その後は年齢を重ねるごとに上昇します。対照的に日本人では、調査を開始する15歳が幸せのピークで、年齢とともに幸福度は右肩下がりに減少します。私たち日本人は年をとっても幸せをもっと感じてよいのではないでしょうか。
 人が幸せになるための方法は実に多様であることが、科学的にも証明されつつあります。笑顔で暮らしたり、ポジティブな考え方をもったり、感謝の気持ちを伝えたり、人とつながりをもったり、自分の強みを活かして行動したりすることが、本当に幸せにつながるようです。従来の道徳や宗教の教えが本当に正しかったのだと、後追いでわかってきました。
 医療だけに頼ることなく、私たちがもっともっと幸せになる方法をいっしょに探っていきましょう!幸せになる方法を知ることで。。。
「わかっているなら、やりましょう!」

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